2012年03月11日

遠くに行ってしまったね

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ハルオが旅立ってから、早いものでもう1ヶ月です。

だんだん痩せてきたものの、デポメドとコンベニア注を打ってもらって。
強制給餌をしたほうがいいと思います、という妹のメモを見てごはんを食べさせて。
ヒサビサの強制給餌。
ハルの口の中が痛い時はできないと思ってやっていなかったのだけど、
デキサとか注射のおかげで赤みも痛みも引いたみたいなので、やってみた。
手慣れたものだなぁ。

ハルもちゃんと食べ、
夜には私達のごはんの「ツナときゅうりの和え物」の匂いに、
それなに?それなに?と目を見開いて匂いを追っていたんだけど。

でも、その夜と前の日の夜。
フミやメイが死ぬ前に出したような、低い不思議な声で鳴いた。
だから、もしかしたら死期が近いのかも。
1ヵ月後は生きていないかも、と思った。

でも同時に、食べるなら大丈夫とも思った。
目も輝いてた。
妹のヒザの上で丸くなるハルオに、「明日もがんばって食べようね」
食べないとあきらめないといけなくなるけど、
でも食べてくれるなら、少しずつでも元気になる希望が出てくるんだよ。

そう、ハルに話していたのに。
がんばってくれてありがとうね、とも伝えたのに。

翌朝の2/14。
起床して猫部屋を見た私の眼に、ケージの前に横たわるハルがいた。
まだほんのり温かかった。

トイレに行こうとしたの?
それとも、私達を探しにみんなと眠るケージ部屋から出たの?
それとも、ササたちが迎えに来た?
大猫部屋のみんなに見守られて、逝けたのかな。

ハルはエイズキャリアだったから、エイズが発症したのだと思っていた。
それでも、白血病のように急激な変化はなかったね。
ただ、少しずつ少しずつ痩せていって、食欲も落ちて。
でもまさか、昨日の今日でお別れとは、思いもよらなかった。

寒くないように、たくさんの花をハルのお墓に入れたんだ。
穴を掘っているとき、ハルを窓の近くに置いておいたら、
「おい、そんなとこで何寝てるんだよハルオ」とでも言うように、
珍しく天が窓の向こうからハルに手を伸ばしてたそう。
妹がそれに気づいて、少し笑った。

妹と一緒に掘っているとき、ホネを見つけたよ。
これどこのホネだ?と思ったら肩甲骨。そして、頭骨も出てきた。
位置的にそこは、ササかフミなんだけど、ササはフミと向かいあうように、
唯一、北枕東向きで眠っている猫。
それがないということは・・・誰だろう?
ヒサビサに外界で会った頭骨は、思ったより小さくて、とても静かだった。
ハルとお話をしてもらえるように、ハルの顔のそばに、ホネを戻した。

後から、あの位置はハクだったねと妹と話した。

ハルオはうるさい猫なわけではないけど、
目が会えば「にゃー」といいながらこちらにすぐ駆け寄ってきたので、
なんだか大猫部屋にはいると喪失感が大きい。
今でも、あまり部屋に入れないよ。
時々バクハツして、頭をぶつけたくなってしまう。
みんな私をおいて死んでしまう。死んでしまって遠い所にいってしまった。

去年の今の時間はまだ、私たちはとても平和だった。
1時間後には、あの大きな揺れと想像を超えた津波の映像と、ずっと続く余震と。
そして今も続く地震と放射能。
世界は一変してしまったね。

年をとるってことは、心の傷みに言葉を失い、口を噤むこと。

でも、無気力になった時にそばで支えてくれるのは、いつも猫たち。
地震も放射能もあほな政府も関係なく、
日々日々生きて、そばにいてくれる。

遠くに行ってしまった君達も、
いつか忘れずに、私を迎えに来てくれるのかな。
今もそばにいてくれるのかな。
虹 旅立ちを見送ったあとの最新記事】
ニックネーム りゅう at 14:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 虹 旅立ちを見送ったあと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ハルちゃん、りゅうさんの家族で幸せな猫生だったと思います。
心からハルちゃんのご冥福をお祈りいたします。
Posted by sora at 2012年05月05日 12:15
お返事がものすごく遅れて申し訳ありません…

ハルへのお悔やみありがとうございましたかわいい
今でも、あのハルオのキラキラした大きな目をふとした時に思い出します。
もっと手を尽くせることはあったかもしれない、
ってそう思う私を、あのキラキラした瞳で見上げてる感じがします。
Posted by り>soraさん at 2012年12月26日 13:25
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