2007年04月01日

細胞診診断書と治療計画

3/31が初めての抗がん剤だと思っていたけど、
その前に入院した先週、点滴で「ロイナーゼ」を入れていたフミ。
そのおかげかステロイド薬のおかげか、
のどのあの大きな腫れはみるみるうちに小さくなり、消えました。
朝イチで妹と一緒にフミを連れて行き、院長先生による状態の確認。
070401a.JPG
り:a/d缶を食べた後、カリカリもすっごくたくさん食べるんです。
院:ああ、ステロイドのせいですよ。ステロイドは食欲が出るんです。


あ、そうなんだ。元気になったからかと思ったのでちょっと残念。
東京のセンターに送っていた検査結果をプリントしてくれた診断書には、
「所見」「診断」「コメント」が記載されている。

<細胞診診断書>
☆所見
・腹腔内腫瘤の標本中には多数のリンパ系細胞が弧在散在性あるいは密に採取されています。
これらの細胞は中〜大型で各クロマチン結節に乏しい〜なんたらかんたら。
このような所見は、本病態がリンパ腫であることを支持するものです。
・脾臓の標本では裸核の細胞が多く詳細な評価は困難であり〜なんたらかんたら。
・下顎リンパ節の標本では反応性過形成の範疇を越える芽細胞の増生は認められません。
・胸水の標本では多数のリンパ系細胞がみられます。
腹腔内腫瘤と同様の腫瘍性リンパ球も多く出現しています。

<診断>
腹腔内腫瘤:リンパ腫(同義語:悪性リンパ腫、リンパ肉腫)
下顎リンパ節:リンパ節の反応性過形成
脾臓:非診断的所見
胸水:乳び胸水、腫瘍性リンパ球の出現

<コメント>
解剖学的分類はできませんが、猫の体腔内リンパ腫と考えられます。
多くは化学療法に感受性を示し、全身状態の改善は期待できます。
本例も全身的なスクリーニング検査を行い、今後の治療方針を決定する必要があります。


本 反応性過形成とは?
リンパ節の反応性過形成とはそのリンパ節が所属する部位、
(前足なら脇の下のリンパ節、顔なら下顎のリンパ節というような感じ)に炎症があると、
リンパ節に炎症細胞が増えるので腫れてしまうことをいいます。
これはその炎症がなくなればリンパ節の腫れも無くなりますが、
炎症が再発すればリンパ節の腫れも再発してきます


そんなワケで、しっかりリンパ腫であることが判明しました。
のどの腫れはリンパ腫の転移じゃないみたいでよかった☆
診断書のコメントにもあるように、血液とかでちゃんと状態を調べて、
その都度確認しながら抗がん剤の治療をすることに。

胸水や腹水の状態を見るため、レントゲンと血液検査、
そして抗がん剤を入れた点滴をするとの説明で、フミはいったん病院にお預け。
なんとなくそわそわして日中を過ごし、夕方急いでお迎えにいきましたよ。

院長先生からの説明は、まずレントゲン。
前回初めて検査した時の肺はもやがかかったように白くなっていたけど、
今回はスッキリ!肺が黒く写っている。
胸もおなかもまだちょっと白い部分があるので、
また後日、水を抜かなくちゃいけないけど、先週のようにたまってなくてよかったグッド(上向き矢印)

血液検査の結果は、赤血球数が少し下がったのでヘマトクリット値なども少し減少。
でもこれは、説明によると、
・前回は脱水状態だった時に検査をした。
・今回は補液で脱水状態を改善して検査をした。

ということで、体の中の水分に対する血球数の割合って違うでしょ。
だから、水分が増えた現在は血球数が薄まって見えるんだって。

お味噌汁を考えるとイメージしやすいの。
お味噌汁の具をわかめ10gとするでしょ。
お水の量が200ccのなべと、お水1000ccのなべに同量のわかめを入れると…
わかめの量は同じだけど、1000ccのおなべの方が具が少ないお味噌汁に見えるよね☆

肝臓と腎臓の数値は問題ナシグッド(上向き矢印)
タンパクやアルブミンの数値も、前回より良くなってるから、
前より栄養が身についているってことがわかるグッド(上向き矢印)
さすがa/d缶ぴかぴか(新しい)

この状態を踏まえた上で、いろいろある抗がん剤の中から選んで投与治療を開始します。

院長先生はステロイドのことも説明してくれました。
長くステロイドを使うと、抗がん剤の効きが悪くなるんだって。
ステロイドは全くだめ!絶対ヤダ!って飼い主さんもいるらしいんだけど、
それは偏った知識や誤解を、獣医さんが十分に説明しないせいもあるんです、って。
確かに、ステロイド薬はあまり使わないことに越したことないけど。
(歯肉炎のカナの首の後ろ、注射で皮膚が弱くなってるのわかるからね)
でも使うべき時に思い切って使わなかったら、
使えば状態の改善の一端を担う薬なのに使わなかったら…
それこそ私はイヤだと思う。
先生は専門医だし、ステロイドと抗がん剤のことは私なんかよりはるかに詳しいから、
しかも一緒に薬のタイプや治療するスケジュール(プロトコル?)を考えてくれるし、
ちゃんと説明してくれる先生だから、その辺はお任せしようって思った。
フミを預けた時に「抗がん剤どのタイプを使いますか?」って言われたんだけど、
私はまだ抗がん剤の知識がないから、お任せします。と伝えた。

でも、帰宅してからものすごいイキオイで調べたよ^▽^!
アドリアマイシンとかオンコビンとか。

「抗がん剤は1回で2〜3万円しますから、それも考えた上でスケジュールを作りましょう」
院長先生はそう言った。
げ、げげっ( ̄□ ̄;||)そんなにするの!?
すでにフミだけで病院代10万円を突破した3月。
猫の病院代・ごはん代は私持ちだし、親に払ってもらう気もナイ。
「抗がん剤の治療は続くから、費用の事もちゃんと言ってくださいね」
その先生の言葉に、
・フミだけじゃなく他の子も病院に通うこと。
・父親が引きこもってるから私のお給料が一家のメインであること。
・それでもフミには、フミにあった治療をさせたい。
この3つをお話しておいた。

院長先生は抗がん剤を入れれば良いってだけの治療じゃなくて、
「どうしたら副作用が少なく治療できるか」を考えてくれる。
だから注射じゃなくて、状態を見て補液をしながらゆっくり点滴で入れていくんだって。
そうすれば状態に変化があったらすぐに対処できるから、って。
それは私も望む治療の姿勢。ありがたい☆
となると、抗がん剤の注射1本の値段じゃなく、
そのほかに検査や点滴に関わる料金も1回の費用で考えておかなくちゃいけない。

お金がないからできる治療も受けさせてあげられない…なんて、
そんなのやだ;;。
親がちゃんと収入あったらなぁ。もっとラクなのになぁ。
なんて、そんなコト今更思ってもどうにもならないもんね。
これから毎月月末に、参考治療費としてうちの場合の記事をupしようかなと。
初めて本格的にリンパ腫の治療をはじめた3月分は、3/31の記事を参考にしてね☆

今が肝心な時なので、最初は1週間に1度状態を見ながら抗がん剤。
それと平行して薬も飲ませる。
私と妹の任務はまた、しっかりa/d缶メイン+カリカリの食事を摂らせ、
何が何でもきちんと薬を飲ませること!

抗がん剤の薬も出たんだけど、これ、素手で触っちゃいけないんだって。
カプセルに入ってる。フシギだなぁ。
070401b.JPG
グレちゃんも少しずつ太って毛並みもよくなってきた。
顔はまだごちゃごちゃしてるけど、手足の膿も止まってるみたい。
ちょっと痩せてるフミをみると、やっぱり心配にはなっちゃうんだけど。
あいかわらず癌細胞へのイメージトレーニングは続けて、
シゴトもがんばって、治療を続けていくぞ☆
今日は暖かいので、目の前の公園をぐるーっと散歩してきた。
明るい日差し。桜の花。気持ちも明るくなるねぇ桜
ニックネーム りゅう at 11:51| Comment(12) | TrackBack(0) | 注射 リンパ腫の治療(フミ:W) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
フミちゃんの先生良い先生ですね。
病気や薬のことをきちんと理解して、使う時期や使い方、効果をどの程度期待するかも含めて
納得して治療できるっていいことですね。
本来どんな病気でも病院でもそうだといいのだけど。
抗癌剤、どのくらい本数使うんでしょうね。
フミちゃんのがんばりがりゅうさんを支えてくれそうかな。
がんばれ〜
Posted by ぴか at 2007年04月01日 13:08
りゅうさんこんにちは
良い先生がいてくれてよかったですね。
ブログを読んでいて、もしかしたらねねと同じ病気なのかもしれないと思いました。
でもねねは私が気づいてあげられず手遅れだった。(後悔してます)
フミちゃんは良い先生に出会えたしりゅうさんもいてくれる
私も毎日フミちゃんの病気の克服とりゅうさんと他の猫ちゃんたちの健康をお祈りしますよ。頑張って!
Posted by sizuku at 2007年04月01日 16:20
フミちゃんよくなってるようでよかったね。
りゅうおねえちゃんががんばっていいお医者さんみつけてくれたからにゃ。
>多くは化学療法に感受性を示し、全身状態の改善は期待できます。
・・・ってことは可能性はあるんだよね。
副作用のあるお薬はできれば使いたくないけど、実際苦しんでるんだったら副作用ができるだけ少なくなるような使い方で使うしかないと思うよ。院長先生はお薬で苦痛をできるだけ減らして、副作用も少なくなるように考えてくれてるんだもん。
フミちゃんがよくなりますように(-人-)痛いのなくなりますように。
Posted by Gavi at 2007年04月01日 18:31
いよいよ、始まったのですね、フミちゃんの治療。
結構高いですね、治療費。
うちの場合は、血液検査は、必要な部分だけの検査。抗がん剤は2種類使っているみたい。1日おきの飲み薬だけで、1万を少し超えるくらいです。でも3週間ごとだから、大変です。つよしも始まったしね。

抗がん剤の副作用も今のところ出ていないし、つーちゃんなんて、ほんとにびょうきなの?って首を傾げるほど元気です。
つよしと、つーちゃん、同じリンパ腫でも
抗がん剤は、少し違うみたいです。
つーちゃんには、とても効き目があって元気になったけど、つよしにも同じ抗がん剤を使ったが、肺の影には効き目がありました。が、吐き気が止まらず、ご飯も食べないつよしは、内臓にも出ているのかもしれないということで消化器系に効く抗がん剤を使ったみたいです。
今のところ、カリカリオンリーですが食べるようになり、4回目の抗がん剤が金曜日です。その後は3週間に1度になります。

治療するにゃんコも大変だし、自分達もいろいろ苦労があるけど、大切な家族です、見捨てられませんもの。
りゅうさん、お互いがんばって元気なにゃんコに、してあげましょうねGood
Posted by ちゃちゃ at 2007年04月01日 21:46
「全身状態の改善は期待できます」という言葉が頼もしいです。
本当に良かったですね、りゅうさん☆
この先生の方針は、私もかなり好感が持てます。^^
なんだか本当に頼もしい先生!
ステロイドを使いすぎると、抗がん剤の効きが悪くなるってことも初めて知りました。
この先生が付いてればきっと大丈夫!って気がします。
こうやって遠くから応援することしかできないけれど、何かできることあったら申しつけてくださいね。^^
Posted by 日本カモシカ at 2007年04月02日 00:49
フミちゃんよくなってよかったね。
ステロイド本当に食欲でるよねー。

うちねステロイド愛用なので肝臓対策に
l/dの処方食食べることになったよ。
まだ悪くないけど予防。

すばらしい先生にめぐり合えただけでも
がんばろうって気になるよね!

Posted by まるきち at 2007年04月03日 06:51
り>ぴかさん
治療代は結構かかってしまうけど、
その治療のおかげで少しずつ目に見えてフミの状態がよくなっています☆
胸水・腹水を抜いたらすっごい痩せてしまっていたフミが、
a/d缶メインの食事で随分変わってきました^-^。
月曜日にまた抗がん剤の点滴をするので、
多分その時にこれからのスケジュールを決めるのかな?
Posted by り>ぴかさん at 2007年04月05日 17:40
り>sizukuさん
数年前、成という猫をリンパ腫で亡くしました。
その時もやはり末期といわれ、
でも胸にたまってる胸水を抜く事もできなくて、
3週間で旅立ってしまいました。
すごくすごくすごく、すごく後悔して、
その時からごはんの見直しをしたり、調べ物をして今の私がいます。
検索魔の原点が、成のリンパ腫でした。
だから、最初またリンパ腫の末期って聞いた時にはショックが大きくて。
でもあきらめないでよかったなって思います^-^。
過去の事は覆せないけど、
その経験と後悔があるから、これからがんばれるんだなぁって。
Posted by り>sizukuさん at 2007年04月05日 17:44
り>Gaviちゃん
猫の抗がん剤治療は、ヒトとは考え方がちょっと違うんだって。
院長先生が説明してくれたよ。
人間の場合は何が何でも「治す」を目的にするから、
抗がん剤も強いものでばしっといくんだって。
でも、猫の第一は「より良い生活」だから、
強い薬で、副作用酷くて、毛が抜けて、食欲が落ちて…って生活より、
程ほどの薬でよりよい状態で、食事も今までより食べられて…って言う方が、
「猫の生活」としてしあわせなんじゃないか?って感じのことを言われたの。
私もそうだなって思った。いい先生だよ^-^。
先生と私たちとフミが、それぞれの分担をしっかりやっていけば、
きっと結果はどんどんよくなると思うんだ☆
Posted by り>Gaviちゃん at 2007年04月05日 17:49
り>ちゃちゃさん
同じリンパ腫でも、症状はやっぱり違いますよね。
メイの白血病の貧血も、白血球の異常はよく検索であたりますが、
赤血球だけ下がってくっていうのはなかなかなくて。
貧血にもいろんなパターンがあるんだって実感しましたもん。
抗がん剤治療は、こんなに高いと思わなかったです、正直^▽^;。
でもその治療のおかげで、フミは随分状態が良くなってきたと思うので、
節約生活&残業がんばってお金ためよう!って意気込んでいます。
元気になってきたなぁって猫の姿は、
やっぱり私の「がんばる源」ですから♪
これからも、あせらず、みんなで情報交換してがんばっていきましょうね☆
Posted by り>ちゃちゃさん at 2007年04月05日 17:53
り>日本カモシカさん
リンパ腫の治療を調べていくうちに、
手術するかどうかが問題じゃないんだなぁって、理解できました。
全身の状態を良くしていけば、
結果もどんどんよくなっていくわけで、
治るか治らないか…は問題じゃないよねって。
(もちろん、すっかり治ってくれるの歓迎です)
専門の先生がこんなに近くにいるって、それだけでもラッキーです☆
キリキリしないで、がんばっていきますね^-^。
Posted by り>日本カモシカさん at 2007年04月05日 17:57
り>まるきちさん
ごめんなさい、まるきちさんの記事、つらくてつらくて。
泣けてきてコメントできなかった;;。
ペットショップにいる子だって、
だからしあわせだとは言い切れないもんね。
ステロイドのおかげでのどの異常な腫れが引いたのもあって、
すごくたくさん食べてます☆
あと、食事を少量で回数多くってアドバイスされてるので、
a/d缶ちょっとずつ…と思っても「足りません」っておかわりで。
でもそのおかげで体にちゃんと栄養がいってるの、目に見えるから^-^。

猫は犬に比べてステロイドで肝臓が悪くなる率が低いみたいですね。
ちらっと見たので、どこで見たのか忘れちゃったけど^-^;。
悪くなってから、じゃ遅いですもんね!
「できるものはなるべく予防!」キャンペーンですよ♪
Posted by り>まるきちさん at 2007年04月05日 18:03
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